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50周年記念シンポジウム(ATLAFCO)

海外漁業協力財団設立50周年記念シンポジウム(第1弾 ATLAFCO)

2022年12月14日(水)、財団設立50周年記念イベントとしてシンポジウムを開催しました。
シンポジウムは、「経済発展と環境保全の調和の下での持続可能な漁業開発」をテーマとして開催され、竹中理事長、コートジボワール共和国シディ・ティエモコ・トゥーレ 動物・水産資源大臣、水産庁高瀬美和子審議官の挨拶の後、大西洋沿岸アフリカ諸国漁業協力閣僚会議(COMHAFAT/ATLAFCO)のアブデルアハド・ベナブー事務局長と東京大学八木信行教授から基調講演をいただきました。続いて、大東文化大学経済学部山下東子教授をモデレーターとして、ベナブー事務局長、八木教授の他、水産庁国際課海外漁業協力室長鹿田敏嗣氏、財団の首藤常務理事によるパネルディスカッションを行いました。
基調講演の中で、ベナブー事務局長は、漁業のみならず再生可能エネルギーや海底資源開発等の経済活動が今後発展することを見据え、そうした活動と漁業・養殖業の共存を図るために国家レベルでの海洋空間活用計画をしっかりと組み立てることが必要と述べました。八木教授は、地域資源管理と地域協力の例を紹介するとともに、自然と調和していくための地域の伝統的知識の重要性や人的資源、社会的資源、そして多様性と包括性の重要性を提言しました。
パネルディスカッションでは財団が30年前にモロッコで実施した漁村開発にかかる試験プロジェクトが未だに影響を与えていることがベナブー事務局長から紹介され、短期的な視点ではなく長期的な視点も必要なこと、人材育成、地球温暖化の防止や生態系への配慮などの環境対策をとりながら基礎生産力を向上させる取り組みなどが議論されました。
  
西アフリカ沿岸の22か国が加盟する漁業開発に関する国際機関。

イベントの様子

基調講演
アブデルアハド・ベナブー事務局長
基調講演
八木信行教授
パネルディスカッション
関係者の集合写真(財団事務所内)
理事長とトゥーレ大臣(コートジボワール共和国)
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